近年の均質な質感の都市型マンションとは一線を画すことを目指し、「始まりからヴィンテージ」をキーワードに空間をデザインしました。レトロ感のある建築スタイルを無垢で飾り気のないマテリアルや、モダンなデザインとフュージョンさせることで、建設当初からヴィンテージの風格を持つ、まったく新しいレジデンスの姿を提案したいと考えました。デザイン性ばかりが際立つ空間は、住まいとしてふさわしくはありません。主役はあくまでも、住まわれる方々。お一人おひとりが時を重ねながら、ここで豊かなストーリーを紡ぎだしていくように、空間も時とともに輝きを増し、味わいを深めていく。そんな住まいになることを願っています。
多孔質のイタリア産石材「トラバーチン」を採用。レトロなデザインで加工を施し、うねりながら天へと昇華する様を表現しました。
フローリングには、高級家具の材料として使われることも多いヨーロピアンオークの無垢材を採用。豊かな風合いを持つ木肌から、温もりが伝わります。
リブガラスを採用した大きな窓で、中庭の緑景を切り取ります。自然の中に居るような空間をラウンジに設えました。
内廊下の床には、美しいグラデーションが目を引く、世界的な床材メーカーForbo社のカーペットを採用しました。
古いイタリアンレストランにあるような木のリブ天井。豊かな表情をたたえる壁の装飾やベンチ。壁の一部には、天然コケの壁紙「モスウォール」を採用しました。杜の緑と呼応する、安らぎ感に満ちた空間です。
フォワードスタイルは、都市型住空間を想像するデザインプロフェッショナル・カンパニー。「名作」と評される数々の住空間を手がけてきたことで知られています。「ブランズ代々木参宮橋」では、共用空間のデザイン、アート作品のプロデュースなどに携わっています。
フォワードスタイル代表取締役社長
共用部インテリアプロデュース
専有部仕様デザイン
フォワードスタイル
インテリアデザイナー