インタビュー|≪公式≫THE TOWER JUJO | 十条 新築分譲マンション|東急不動産の住まい[BRANZ(ブランズ)]

SPECIALIST

Interview

「ザ・タワー十条」を起点に、
人の交流や街の躍進が、
加速することに期待したい。

30数余年以上もの間、東京都の政策立案に関わってきた市川氏。最近は「東京と日本の成長を考える検討会」「国際金融都市・東京構想に関する有識者懇談会」などのメンバーとして、東京そのものの国際的な競争力を高める取り組みにも尽力しています。そんな都市政策のプロである市川氏に、都市開発の観点から、北区及び十条の街の評価についてうかがいました。

都市政策専門家・明治大学名誉教授市川宏雄氏
都市政策専門家・明治大学名誉教授
市川宏雄氏

北区十条という街への評価。
都市づくりのグランドデザインの拠点に選出。

十条は、経済と生活の両輪を礎とする東京の都市機能を担う。東京の発展を目指す『都市づくりのグランドデザイン』(東京都・2016年)において、おおむね環状7号線内側の区域では、高密度な道路・交通ネットワークを活かして、国際的なビジネス・交流機能や業務・商業などの複合機能を有する中核的な拠点が形成され、グローバルな交流によって新たな価値を生むことが期待されています。そのための中枢広域拠点として約70ヶ所が選ばれており、北区では、王子と十条・東十条が該当しています。
2021年3月「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」工事が着工。「十条」駅周辺のさらなる賑わいと発展を担う新たな街づくりが開始されました。

敷地配置完成予想CG
敷地配置完成予想CG
外観完成予想CG
外観完成予想CG
外観完成予想CG
外観完成予想CG

歴史ある駅の再開発は、
デベロッパーの力量がはっきりと試される。

都市開発としては「臨海部や都心とは異なる視点が必要」であり、駅自体も100年(※1)を超える歴史ある街の再開発はデベロッパーの力量がはっきりと試されるでしょう。なぜなら、湾岸や都心部から離れた広大な敷地で、白紙に近い状態の場所に街をつくる新規開発とは発想がまるっきり違うからです。再開発とは、既に存在する人の営みや歴史や特性を受け止め、未来の姿を実現していくための〈更新〉だと私は捉えています。本物件が地域の理解を得るための努力や十条を象徴するランドスケープの実現において、多くの課題解決のプロセスを踏んだことは想像に難くありません。再開発は住民とともに行政や商業事業者などとの連携が極めて重要です。機能性と魅力に満ちた街には豊かな暮らしや出会いが生まれやすくなります。その結果、再開発された街区を起点に周辺環境も影響を受けてエリア全体の魅力が底上げされていきます。

外観完成予想CG
外観完成予想CG

再開発のトレンドが、東京の東・北側へ… 
「北区十条の再開発」が注目される理由とは

東京の再開発のトレンドは23区内の西と南から始まり、やや落ち着いた波は今、東と北に寄せてきています。大規模な土地を見つけづらくなっている城西・城南エリアにくらべ、城東・城北は再開発や大学のキャンパス誘致が続き人口も増加中。その勢いはコロナ禍が落ち着きを見せる中での北区の人口の増減(※2)からも見て取れます。飛鳥山や古河庭園など情緒ある自然の風景も多く、街並みとしては非常に落ち着いています。隣接する荒川区や板橋区のような暮らしやすい下町っぽさを感じる部分がある一方で、同じく隣接区となる文京区譲りのどこか知的な香りも漂っていて、個人的にもなじみやすい印象を持っています。
埼京線で2駅で商業集積のある池袋、都心へのアクセスはもちろん、埼京線で大宮へ向かえば新幹線への接続もスムーズな立地。今まで北区や十条が注目されなかったことが不思議なくらいです。

十条銀座商店街(徒歩2分・約100m)
十条銀座商店街(徒歩2分・約100m)
東京家政大学(徒歩6分・約420m)
東京家政大学(徒歩6分・約420m)
帝京大学医学部附属病院(総合病院・徒歩9分・約710m)
帝京大学医学部附属病院(総合病院・徒歩9分・約710m)

本物件を起点に、
「十条」駅前・商店街がどう変わるのか。

〈ザ・タワー十条〉の誕生によって「十条」駅前はどのように変わるのか?については、「人の動きの活性化によって街全体が様変わりしていく」と分析します。
とりわけ「十条銀座商店街」も好影響を受けると予測。長い歴史を持つ商店街の客層にマンションの住民が加わることになります。客足が増えることは当然ですが、多様なライフスタイルや家族構成に対応するべく新業態の店舗が開業するなど商店街自体の活性化も起こるでしょう。慣れ親しんだ商店街がより魅力的になることは、長くこの街で暮らす住民の皆さんにとっても喜ばしいことではないでしょうか。
地元の医療を支える「帝京大学医学部付属病院」、広大な敷地の「清水坂公園」など暮らしのインフラが過不足なく整備された十条。〈ザ・タワー十条〉を起点に人の交流や街の躍進が加速することに期待したいです。まずは商店街。そこから広い範囲でタワーマンションの好影響は波及するでしょう。もともとの十条のポテンシャルが、ここに住まう全ての人や街の変化によってさらに引き上げられることは間違いありません。23区内の北区、JR埼京線が走る駅前における再開発は非常に意義ある取り組み。十条の良さを継承しつつ、未来へとつないでいくこのプロジェクトは、東京北部の新たな拠点開発として注目されるでしょう。交通利便性の高い駅前再開発のひとつの模範として私も目が離せません。

※インタビューは2022年9月に実施したものです。
※本物件は「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」(2024年度完成予定)の敷地内にあります。なお事業の完成は工事の状況により遅れが生じる可能性があります。
※再開発事業は、「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」の計画に基づくもので、今後変更となる場合があります。
※掲載の外観完成予想CG・敷地配置完成予想CGは計画段階の図面を基に描き起こし、敷地外の建物の大きさ・高さ等は航空写真・3次元都市データを基に描き起こし合成したもので実際とは異なります。また、変更となる場合がございます。照明・雨樋、給気口、スリーブ等、一部再現されていない設備機器がございます。また、タイル・石貼等の大きさは実際とは異なります。植栽は計画段階のものであり、変更となる場合がございます。また、入居時を想定して描かれたものではございません。葉の色合いや枝ぶり、樹形は想定であり、竣工時には完成予想CG程度には成長しておりません。また、人物・自動車等はイメージとなります。周辺環境は将来にわたり保証されるものではございません。商業・公益施設は計画中のものであり変更となる場合があります。駅前広場、地下駐輪場等は「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」で設置予定です(2024年度完成予定)。なお、完成時期、仕様、形状等は変更となる場合があります(2022年1月現在の情報です)。
※掲載の距離は現地から計測したものです。また、徒歩分数は80mを1分で算出し、端数を切り上げたものです。
※掲載の環境写真は2021年5月・8月に撮影したものです。
※周辺環境は将来にわたり保証されるものではございません。
※1:出典/東京都北区公式HP。「十条」駅/1905年開業。
※2:出典/東京都総務局統計部「東京都の人口」。2022年4月1日発表~9月1日発表の「前月人口増減」において北区の人口は増加しています。