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INTERVIEW#01
「ザ・タワー十条」では、その壮大なスケールにふさわしく、各分野のスペシャリストたちが集い、街の新たなランドマークになるプロジェクトを進めています。ここに携わるプロフェッショナルに想いを聞くインタビューの第一弾に登場していただくのが、共用空間デザインを手がける「ジャモアソシエイツ」の高橋氏。ソーシャライジングをコンセプトに持つ「TRUNK(HOTEL)」や、「HOTEL CANATA KYOTO」のラウンジスーペースのインテリアデザインなど話題のプロジェクトに携わる。大規模タワーレジデンスとなる「ザ・タワー十条」の空間デザインへのこだわりをお聞きしました。
インテリアデザインを学んだ後、工房を備えたデザインスタジオ「EXIT metal work supply」の設立に参加。4年間、店舗用什器のデザイン、制作に没頭。デザイナーとして独立後、2000年にジャモアソシエイツを設立。様々な要望に対して、膨大なアイデアと緻密な計算、ユーモア、多くの経験による機能性の追求、持ち前のバランス感覚で細部までこだわる美しい空間を仕上げる。
TRUNK(HOTEL)
HOTEL CANATA KYOTO - Lobby & Bar Lounge
SOHO30 NIHONBASHI
「ジャモアソシエイツ」では、設立した20年前から「普遍で不変な」空間づくりをテーマにしていますが、「ザ・タワー十条」にもそのデザインを取り入れています。過剰な装飾はその瞬間は輝きますが、10年後に改めて見ると時代を感じてしまうことがあります。それに対して、私たちが目指しているのは、ずっと愛され続けていく劣化しないデザインです。最先端ばかりを追うのではなく、いい意味で普通なものを採用し、ワンポイントで切れ味のある空間をつくりたいと考えています。今回も、素材感にこだわり、ケミカルなものをできるだけ避けて、木や皮といった時間とともに味わいを増す素材を採用しています。子どもが触っても質感の温もりを感じるような空間を意識しています。
また昨今SDGsへの取り組みが盛んですが、私たちが当初から考えていたのも、スクラップビルドではなく、何十年も長持ちするものです。上質なもの、上質なデザインを大切に使うことで、結果としてSDGsにつながっていけば良いかなと考えています。
住まう方それぞれが、寛いだり、仕事をしたりと自由なライフスタイルを楽しめる5階の「ウェルカムラウンジ」。普遍的なデザインをテーマに、長く使うほどに味わいを増すマテリアルを共用スペースにふんだんに採用。解体材や古材を用いることで、温かみや安らぎをもたらすとともに、時が経っても色褪せない空間を実現。
共用空間のコンセプトでは、東急不動産さんからいただいた全体コンセプト「Wood&Green」のイメージを共有しながら、都心で働く感度の高いターゲットの方々に好まれるデザインを目指しました。まず、メインラウンジとなる5階の「ウェルカムラウンジ」を、ホテルのラウンジのようにイメージし、その意匠が全体に滲み出ていくようにアプローチしています。ここでは、古材の天井板など自然の素材をふんだんに用い、居住者の方のセカンドリビングとして過ごしたくなるような空間をつくりました。家族や友人と一緒にくつろぐのはもちろん、待ち合わせ、リモートワークなど、さまざまなライフスタイルを想定しています。折り上げ天井で開放感を高めた空間には温かみがあり、誰かを招きたくなるような心地よい空間を目指してデザインしています。
自然素材を活かした設置予定の家具
ホテルのラウンジをイメージして、マンション居住者のセカンドリビングになる居心地のよい空間をデザイン。オープンで開放的な空間の中に、ソファセットやテーブル、ワークデスクなどさまざまなシーンを想定した家具をレイアウトし、多様化する現代のライフスタイルのニーズに対応する。
「ウェルカムラウンジ」がある5階部分には、その他にもさまざまな共用空間があります。マンション内部に公園を作ってしまおうという発想から生まれた「フォレストパーク」や、個室ブースやオープンテーブルなどがある、リモートワークに最適な「ワークラウンジ」をご用意。また、非日常体験ができるアーバンとナチュラルの世界観でコーディネートした2つの「ゲストルーム」もご用意しています。さらに、35階には眺望を愉しめる「ルーフガーデン」もあり、どの空間においても、ご友人やご両親に自慢したくなる、飾らずに飾れる上質な空間を目指しています。
昔ながらの日本の良さが残る十条に、
新しい活気が融合することに期待。
十条の印象は、池袋や新宿、渋谷といった大きなターミナルへのアクセスに優れているというのが、意外な発見でした。知っているようで、知らない魅力がたくさんあるというのが十条ですね。もちろん、十条銀座という有名な商店街があって、ここには下町らしい活気があり、いい意味で昔ながらの日本の良さが残っています。親しみやすく、暮らしやすいのは、この街ならではの素晴らしいところだと思います。
今回は駅前の複合再開発プロジェクトとなる訳ですが、他の街の再開発を見ると、どこも新しさを追うばかりに、結果としてエリア性が失われているように感じます。しかし、今回の十条プロジェクトでは、新旧をうまく調和させて、バランスよく開発されている印象です。タワーマンションによって、たくさんの若い世代の方々が新しく移り住むことで、昔から受け継いでいる古き良き街に、新たな文化や賑わいが交わり、さらに魅力的な街へと発展することを期待しています。