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QUALISM 究極を味わう

“粋もの”とくらす

“オンリーワン”の靴づくり

 家紋描家であり金属加工職人でもあった父方の祖父と、大工であった母方の祖父。 クリエイティブな環境で育った仲垣友博さんが靴職人としてのキャリアをスタートしたのは、浅草に本社を持つ靴の企画会社でした。当初は販売員でしたが、そのうち、「絵が得意ならデザインもやってみたら」と上司に勧められ、靴のデザインも開始。日々、お客さんに対面し、要望を聞くなかから生まれたブーツはその年一番のヒットにもなりました。この会社に勤めた9年間、数万人の足を見続けた仲垣さんは、やがてそのキャリアを活かして独立。YUHAKUブランドを設立します。「踵が細くボールジョイントの幅が大きい日本人の足には、現状の既製の木型では合わない」と、木型づくりから着手。繊細さと遊び心を併せ持つYUHAKUの靴はたちまちクチコミで話題になり、横浜に構えた小さな工房はフル稼働の状態になりました。

株式会社ユハク 代表 仲垣 友博
1976年生 福井県福井市出身

2006年4月、オンリーワンの革製品を製作する工房「ameno spazio」を開設。2009年7月、「株式会社ユハク」に改組し、感性と技術を追求したブランド「YUHAKU」をリリースする。

公式HP http://www.yuhaku.co.jp

 仲垣さんの靴へのこだわりは、染色の美しさだけでなく、独自の観点から作られたデザインにも見られます。たとえば、アッパーの縁に施す細かなステッチも、通常であれば一枚の革を縫うだけですが、そこにもう一枚の革をあえて噛ませることによって、単調になりがちなステッチも上品に引き立てます。そんなディテールのこだわりは、言わなければ気づかないけれど、だからこそ、気づいた人には特別なオンリーワンの魅力に映るもの。「真似しようと思っても、誰にも辿り着けない。そんな靴をめざしているんです」。仲垣さんはそう語ります。

“YUHAKU”をつくる道具

番号にマウスを合わせると道具の詳細が表示されます。
裁断機

革素材を切り抜く油圧プレス式の裁断機。革の上に抜き型を置いてスイッチを押すと裁断できる仕組みになっています。靴や小物の細かなパーツを用意するのに便利。

革漉き機

革を糊付けしたり曲げたりする際、厚みがでないようにするため、革を薄く漉く(スライスする)ために使用します。メモリの調節により、革の厚みを調整することが可能。

ミシン

靴だけでなく、あらゆる製品において革を縫い合わせるために使用します。一般的な家庭用のミシンと異なり、厚手のものもスムーズに縫製できる構造になっています。

箔押し機

熱と圧力を利用することによって、革に浮き出しを持たせた刻印を押すマシン。靴の中敷や小物の表面などに、YUHAKUブランドのマークをつけるのに使用。

靴づくりを、極める
つくり手と使い手の、心が通い合う