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建築の美学

BRANZ 建築の美学-Vol. 2-「ブランズ六義園アヴェニュー」

「人生を極める住まい」をコンセプトとした「ブランズ」。
目ざすのは、住まう方々の“人生の新しい扉を開ける場所”となること。そして、その土地に愛され、
“次代へ受け継がれていく価値ある存在”となること。
ただ快適なだけでは終わらない、ブランズの建築に込められた美学を紐解くために、
「ブランズ六義園アヴェニュー」の建築に携わった三氏にお話を伺いました。

コンセプトは「六義園を表現する」こと。
ひとつひとつを再解釈し、現代の住まいへと昇華させる。

建築コンセプト立案の経緯をお聞かせください。

岡本 「ブランズ六義園アヴェニュー」は、六義園に寄り添う立地であることが最大の特長です。ここは、いわゆる大和郷という都内屈指の高級住宅街でもあります。その立地の優位性をより高めるものにしたいということからスタートしました。

片桐 六義園はご存じのとおり、江戸時代から続く伝統のある日本庭園です。当初は、その伝統の美意識を掘り下げていこうと考えましたが、関係各社とさまざまな観点から協議を重ね、「六義園を表現する」ことをコンセプトにしました。

岡本 あまり「和」に寄り過ぎたくないという想いがありました。ブランズブランドのコンセプトを踏襲したうえで、六義園の世界観を取り入れ、良いところを継承しながら、いかに現代の住まいとして仕立てていくかが重要だと考えたのです。

宿利 六義園を表現するといっても、同じものを造るという意味ではありません。表現方法はいろいろ考えられましたが、今回は六義園にあるものを参照し、組み合わせるという手法を取りました。そうすることで、街との統一感が感じられるデザインになればとも思いました。

岡本亮直

岡本 東急不動産では4年ほど前、同じ街路沿いに「ブランズ六義園」を分譲しておりまして、そのときは六義園を6つの空間で表現しました。今回の「ブランズ六義園アヴェニュー」では、それとは異なる手法にしたかったということもあります。

宿利 私たちが目ざしたのは、六義園に見られる空間や様式をそのまま採り入れるのではなく、再解釈して、現代の住まいへと昇華させること。つまり採り入れようと試みたのは「和のテイスト」ではなく、「和の作法」と言えるかもしれません。

泉水、樹木、橋、景石、レンガ塀…。
六義園の特長的な風景を切り取り、邸内に描く。

具体的な建築デザインの特長をお聞かせください。

宿利 敷地の六義園側に日影規制があり、それをクリアするために建物をセットバックさせています。そこに生まれた空間に、六義園にある大泉水や樹木、橋、景石、レンガ塀などを、マンションの前庭にふさわしい形に変えて表現していきました。

片桐 六義園は樹種も実に多種多様ですから、そのなかからマンションに合うものを選んで多彩な植栽を演出しています。

岡本 シンボルツリーは、六義園の代表的な樹種のひとつであるモミジを採用しました。秋になると六義園の池に美しい紅葉が映るように、「ブランズ六義園アヴェニュー」でも水盤に映るモミジや、水面に揺れる落ち葉などをお楽しみいただけます。

宿利隆/片桐靖夫

宿利 また、エントランスホールをガラス張りにしたのも特長です。敷地の前は六義園のレンガ塀に沿った美しい街路ですから、上質な前庭と、柔らかく開かれたエントランスホールを造ることで、街路からエントランスホールまでを一体として感じられるような空間構成を目ざしました。もちろんセキュリティはしっかり確保し、あくまで住まいとして、植栽や腰壁越しに外部が見え隠れする程度にしていますが。

岡本 物件名に「アヴェニュー」というサブネームを付けたのも、レンガ塀とレンガ敷の印象的な美しい街路からインスピレーションを受けたからです。

すべては、「この場所」から始まった。

建築の礎となり、出発点となったのは、
六義園に寄り添うロケーションでした。
六義園が好き。この街が好き。
そんなマインドに高次元で共鳴する住まいを目ざして、
「ブランズ六義園アヴェニュー」の設計は進められました。

敷地配置図
ブランズ六義園アヴェニュー